衝突安全性能を高精度評価---試験装置を住友金属が開発

自動車 ビジネス 企業動向

住友金属工業は、より精度の高い自動車の衝突安全性能を評価するための試験を行うことができる落錘試験装置を開発した。

落錘試験装置を使って自動車の安全性を高めるためのデータを蓄積し、技術開発する。

落錘試験機は、錘体(おもり)を落下させて試験体を実際に潰し、衝突エネルギーを吸収する性能やメカニズムを評価する装置。一般的な衝突試験と比べて、衝突の強さや角度をより正確にコントロール可能な試験方法。

これまでの落錘試験法では、試験塔上部からワイヤーでつり下げた電磁石でおもりの上げ・落下させていたが、電磁石が振り子のように揺れ、錘体の発射姿勢に課題があった。

今回、1号機の電磁石部を改良、錘体の発射姿勢の精度を高めた。試験塔上部から伸びるワイヤーは、電磁石ではなく錘体吊上げ台車に接続、この台車の下に電磁石をつないだ。試験塔側壁に新たな高精度ガイドレールをつくり、錘体吊上げ台車の姿勢を制御した。これによって電磁石と錘体の姿勢が安定し、正確に試験体に当てられるようになる。

また、試験体を必要角度傾けて設置するか、錘体の下面を必要角度傾斜した形状にすれば、試験体に一定の角度で荷重を加える試験を高精度で実施できる。

同社では今後、高精度化した装置で試験評価して、設計上の課題を明確にしていく。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ドアは? マツダが新型スポーツカーを開発中!…土曜ニュースランキング
  2. スズキ『スイフトスポーツ』が2027年復活? 48Vターボ搭載で次期GRヤリスのライバルに
  3. 『ジムニー』&『シエラ』をスタイリッシュにリフトアップ! ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」が刷新
  4. レクサス『RX』に「モリゾー仕様」登場か!? シャコタン&極太タイヤの開発車両の正体は
  5. ドゥカティ、MotoGPライダーに捧げる特別な『パニガーレV2』2モデルを発売、価格は284万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  5. マクラーレン、2028年市販の新型スーパーカーをプレビュー…伝説の「マクラーレンF1」以来のMT搭載
ランキングをもっと見る