【ロサンゼルスモーターショー10】キャデラックも空気で走る

自動車 ニューモデル モーターショー
アエラ
アエラ 全 7 枚 拡大写真

ロサンゼルスモーターショー主催団体は20日、「第7回デザインチャレンジ」にエントリーする各社の作品を公開した。GMの作品は、キャデラック『アエラ』だ。

デザインチャレンジは、ロサンゼルスモーターショーの恒例イベント。米国カリフォルニア州にデザイン拠点を置く自動車メーカーが参加するデザインコンペティションだ。今年は、GM、ホンダ、ヒュンダイ、マツダ、メルセデスベンツ(スマートとマイバッハ含む)、日産、トヨタ、ボルボの8社が、参加している。

今年のテーマは、「1000ポンド(約450kg)の車」。快適性や衝突安全性能を満たしたうえで、究極の軽量車のデザインを競い合う。

キャデラックのアエラは、同ブランドの理念である「アートオブサイエンス」を発展させ、先進的でスタイリッシュな超軽量車を提案した1台。車名は、エアロ+エラの造語だ。

ボディタイプは、2+2のツーリングクーペ。モノフォームフレーム構造のボディには、NASA(米航空宇宙局)が2003年の火星探査で使用した「マーズローバー」と同様の素材を採用。車両重量は1000ポンド(約450kg)に抑えられた。

パワートレインは、圧縮空気を利用したPDSと呼ばれるシステム。690気圧で圧縮された空気により、最大航続距離1000マイル(約1600km)を実現する。

AIO(オール・イン・ワン)と呼ぶホイールシステムは、車輪内にステアリングやサスペンション機能を内蔵。GMが開発を進める自動運転システム、「V2V」も搭載されている。

GMは、「スタイリッシュで軽量なアエラは、最小限のアプローチで、長距離ツーリングを可能にする」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る