ルノー ルーテシア ゴルディーニRS…土下座した結果の30台

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ルーテシア・ゴルディーニRS
ルーテシア・ゴルディーニRS 全 6 枚 拡大写真

1〜8月の販売台数実績が昨年1年間の総販売台数を超えたというルノー・ジャポンから22日、『ルーテシア・ゴルディーニRS』が発売され、その好調を裏付けるように、即完売となった。

この好調の要因について、同社COO大極司氏は、“FTS戦略”にあると語る。「フレンチタッチ、トレンディ、スポーツというブランド要素を必ず商品に取り入れ、また、コミュニケーションや店舗での販売にこの3つの要素を取り入れることで、ルノーのブランドイメージを作っていきたいという戦略」という。その戦略の結果が好調な販売につながったとしている。

「ルーテシアRS」は8月末のフランスからの出荷をもって日本のレギュレーション(歩行者保護法)に合わないことから、輸入が終了となり、7月生産分が最後となった。ルーテシア・ゴルディーニRSはギリギリ7月に生産が開始されることとなったが、日本には当初、割り当てはなかったという。しかし、「土下座して何台でもいいから日本に入れたいとお願いをした結果、ようやく30台だけ間にあい何とか輸入にこぎつけたのです。それで30台の限定車となったわけです」とこのクルマへの思いを語る。

そこまでしてこのルーテシア・ゴルディーニRSを導入した理由は何か。それは、「FTS戦略の中心、我々のコンセプトを素直に表わしてくれる代表的なクルマだと思うし、まさしくFTS戦略を支えるような代表的なモデル、我々のブランドイメージの象徴だと考えたのです」と大極氏はいう。

最後に、「30台しか入りませんが、それでもこのクルマを日本に導入したという我々の気持ちが伝わればと思います」と熱く語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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