河野雅治・駐ロシア大使一時帰国

自動車 社会 政治
前原誠司外相 撮影=中島みなみ
前原誠司外相 撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

前原外相は2日の会見で、河野雅治・駐ロシア大使を一時帰国させることを明らかにした。帰国日程、及び滞在期間は未定。

再三にわたる訪問自粛要請が無視されたことへの不快感は、会見の言葉の端々ににじんだ。

「昨日、ベールィ駐日ロシア大使を召致して国後島を訪問したことは、日本の原則的立場と相容れず、国民を感情を傷つけるもので、きわめて遺憾。抗議すると申し上げた。しかも、私は9月29日にベールィ大使に、もし訪問すれば日ロ関係に大きな懸念を生じさせると伝えていた」

帰国させる理由は「ロシア国内でのバックグラウンド、政治的な背景など、すべてを大使から聞きたい」

一時帰国について対抗措置なのかと問う記者に対して、前原氏は「まずは、一時帰国して話を聞くということに尽きる」と答えたが、その措置については「総理と相談して決めた」と、述べた。

政府には、一方で日ロの経済協力を断絶させたくないという思いがある。

「長い目で見た場合、日ロ関係はしっかりと前進させて強化していかなければならないと思っている。北方四島の帰属を明確にして、平和条約を締結し、新たな協力の段階に進んでいくということが日ロ両国にとって、ウィン・ウィンの関係を築いていく上で大切」

「外相会談は常にやれる環境が大切だと思っているので、ラブロフ外相が日本の来られるのであれば、ぜひ話をしたい」と、対話のチャンネルを残した。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る