フィットHVとプリウス、それぞれのシステムの違いがもたらした個性…西川淳

エコカー ハイブリッド
フィットHV と プリウス
フィットHV と プリウス 全 8 枚 拡大写真

『フィットハイブリッド(HV)』の登場で、トヨタとホンダの二大ハイブリッド陣営における搭載システムの根本的な違いが、カタチやライドフィールにより鮮明に現れるようになったと思う。ひいては、モデル展開におけるそれぞれの課題も明らかになった。

【画像全8枚】

スタイリング/ライドフィールに関して言えば、ハイブリッドにして“これまでと違うなあ、すごいなあ”と誰もが実感できる『プリウス』に対して、“ノーマルとほとんど変わらない感じで乗れるよねえ”と思えるフィットHV、という関係だ。

もちろんフィットHVにも、ノーマルとの違いをアピールする仕掛けはいくつもある(アイドルストップ、EV走行表示、重厚感、静粛性、クリア系華飾など)が、基本的にはフィット本来の実用における機能性や扱いやすさを犠牲にしないよう注力されているように思われる。見栄えはともかく(個人的には“いかにも”なあざとい演出はもはや不要だと思っているが)、普段遣いにおける特別感をできるだけ消すという考え方は、EV的新・乗り物感を演出することに負けず劣らず大切なことだろう。

とはいえ、今回のフィットにおいてはベースモデル13G/Lや15RS、さらには15Xといった非ハイブリッドモデルもしっかり進化しており、かなり魅力的。多くの人には13系を奨めておけば十分である。トータルコスト比較も含めてハイブリッドモデルの魅力が見えづらくなっている(もしくは、ノーマルモデルの存在が足かせになっている)という側面もあって、一車種内ハイブリッドグレード戦略の難しさが案の定、露呈した。

その点プリウスはハイブリッド一本でラクだが、こんどはラインナップの多いトヨタにおいて、他モデルのレゾンデートル(存在意義)が失われてしまいつつある。ハイブリッドか否か、はユーザーの志向と重なって、ラインナップ整理のひとつのキーポイントになった。

《西川淳》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 自宅洗車派も見直したい! 高圧洗浄機と純水で変わるコイン洗車場での仕上がり~Weeklyメンテナンス~
  2. トヨタ自動車、佐藤恒治氏が副会長CIOに就任…近健太氏が社長CEOへ
  3. アウディA6新型、コンチネンタル製タイヤ標準装着…高性能と低燃費の2モデル
  4. スバル『WRX』、ベースグレード復活と限定イエローモデル設定…米2026年型
  5. スバル初のグローバルEV自社生産、『トレイルシーカー』が群馬県矢島工場でラインオフ…内燃エンジン車と混流生産実現
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る