ヒュンダイモーターアメリカは2日、ラスベガスで開幕したSEMAショーに、今秋北米で発売されたフラッグシップセダン『エクウス』のカスタムカー3台を出展した。
1台目は『レガント・エクウス』。マンブレス・マーケティングのモデルは、カーボンファイバーのボディキットを装着し、V8エンジンはターボチャージャーとエクゾーストで450hpへとパワーアップ。足元には大径ディスクと6ポッドキャリパーで強化されたブレーキで、22インチホイールを履いている。インテリアにもモバイルスペック社とパイル社のAVシステムが組み込まれる。
ヒュンダイのSEMAショーカーを手掛けて3年目となるリース・ミレン・レーシングの『RMRシグネチャー・エディション・エクウス』はカーボンファイバーをボディ上部に張り合わせた下部をレッドブルレーシングのイメージカラーにペイントしたツートーン仕上げのボディにはRMRオリジナルのエアロキットが装着、エンジンはインテークとエクゾーストで30hpアップが図られ、パワーアップに併せてブレーキは大径14インチディスクブレーキで強化、HRE社製の21インチアルミホイールで足元を決める。インテリアはオーストリッチとスウェードに張り替えられ、高級感とスポーティさと演出する。
カスタマイズされたセレブの愛車を数多く取り上げてきたラグジュアリー系カスタムカー&ライフスタイルマガジン『DUB』が初めて手掛けるエクウスはTIS社製のモジュラー大径24インチホイールを履き、専用ボディキットとメッシュグリルが装着されたボディはグロスブラックとマットチャコールのツートーンカスタムペイントが施される。
ヒュンダイ・エクウスはメルセデスベンツ『Sクラス』やBMW『7シリーズ』、アウディ『A8』といった欧州プレミアムセダンやレクサス『LS』等をライバルとするヒュンダイのフラッグシップサルーンで、北米での販売価格は5万8000ドル(約475万円)から。
ヒュンダイはSEMAショーに『ソナタ・ターボ』や『ジェネシスクーペ』をベースにしたカスタムカーも出展しているが、エクウスを3台出展することで同社がプレミアム市場を強く意識しているのが伺える。