フォードモーターは3日、10月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は15万7935台で、前年同月比は19.2%増。2か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、フォードが前年同月比20.6%増の14万3624台、リンカーンが1.5%増の6834台、廃止が決まっているマーキュリーが12%増の7477台だった。
フォードブランドの乗用車系では、主力セダンの『フュージョン』が前年同月比29.1%増の1万7362台と、2か月連続で増加。2011年初頭に新型を投入する『フォーカス』も、22.5%増の1万2396台と健闘する。
2011年モデルでエンジンを一新した『マスタング』も、前年同月比11%増の5317台と好調。新発売のコンパクトカー、『フィエスタ』は3846台を売り上げている。
フォードブランドのライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)系では、ベストセラートラックの『Fシリーズ』が、前年同月比24.2%増の4万9041台を販売。『エスケープ』も16.9%増の1万4578台と支持された。
リンカーンブランドでは、『MKZ』が前年同月比11.4%増の1850台、大型セダンの『タウンカー』が174.4%増の988台を売り上げている。
マーキュリーブランドでは、エスケープの兄弟車の『マリナー』が、前年同月比18.3%増の3077台。フュージョンの兄弟車の『ミラン』は、43.3%増の2217台だ。
フォード全体の今年1〜10月米国新車セールスは、前年同期比20.7%増の159万7148台。同社のケン・クズベイ副社長は、「フィエスタの販売好調を、新型フォーカスの導入に結び付けたい」と、抱負を語っている。