【F1ブラジルGP】一筋縄ではいかない

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
インテルラゴス・サーキット
インテルラゴス・サーキット 全 4 枚 拡大写真

混沌としたチャンピオンシップ争いが続く2010年のF1。ファイナルまでの1/2グランプリとなるブラジルGPでは、レッドブル勢が今季4度目となる1・2フィニッシュを達成し、チーム創立からわずか6年目にして初のコンストラクターズチャンピオンシップを獲得した。

前日の雨がらみの予選でポールポジションを獲得したのは、今年グランプリデビューを果たしたニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)だった。しかしドライとなった日曜日の決勝で1コーナーを真っ先に奪ったのは予選2番手からダッシュしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だった。

ドライバーズチャンピオン争いにおいてチームメイトにも負けられないマーク・ウェバー(レッドブル)は、すぐさまリヤの挙動が安定しないヒュルケンベルグをパスしたが、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は数周に渡ってルイス・ハミルトン(マクラーレン)とポールポジションスタートのウィリアムズに引っかかってタイムをロスしてしまった。

レースはベッテル、ウェバーのレッドブル勢が3位以下をどんどん引き離して磐石な体制を築いていく。しかし50周目前後に発生したビッタントニオ・リゥッツィ(フォースインディア)の激しいクラッシュによってセーフティーカーが介入し、後続に対し築いていた大量のマージンが無くなってしまう。

残り20周弱、トップのベッテルを追い詰めたいウェバー、そしてあわよくばウェバーの前でフィニッシュしたいアロンソの思惑などが交錯したが、ベッテルは最後までレースをコントロールして今季4勝目をマーク。

最終戦アブダビGPを残してドライバーズチャンピオンシップは、首位アロンソ(246ポイント)。2位はウェバー(238ポイント)。3位はベッテル(231ポイント)となったが、4位のハミルトンまではドライバーズチャンピオン獲得の可能性が数字上残っている。

以下は、ベッテル、ウェバー、アロンソに続いたブラジルGPのポイント獲得ドライバー(4位〜10位)。ハミルトン、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、ヒュルケンベルグ、ロバート・クビサ(ルノー)、小林可夢偉(ザウバー)。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る