GSユアサ、ハイブリッド鉄道車両にリチウムイオン電池を供給

自動車 ビジネス 企業動向
GSユアサの産業用リチウムイオン電池が搭載されるハイブリッド入換機関車
GSユアサの産業用リチウムイオン電池が搭載されるハイブリッド入換機関車 全 2 枚 拡大写真

GSユアサは9日、産業用リチウムイオン電池モジュール「LIM30H-8A」を日本貨物鉄道(JR貨物)が開発中のハイブリッド入換機関車の試作車に供給すると発表した。

画像:ハイブリッド入換機関車に採用されたリチウムイオン電池モジュール

LIM30H-8Aは、架線レス鉄道車両、鉄道用電力貯蔵装置、ディーゼルハイブリッド車両などをはじめとする産業用大容量ハイブリッドシステムなどを目的に開発した。

JR貨物が開発中のハイブリッド入換機関車は、動力源としてエンジン発電機とリチウムイオン電池を搭載するシリーズハイブリッドシステムを採用する。ブレーキング時に、モーターを発電機として機能させて運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、これをGSユアサの産業用リチウムイオン電池モジュールに蓄電する。従来型の入換機関車に比べ、NOx(窒素酸化物)の排出量や燃料消費量の低減、騒音レベルが低減できる。

ハイブリッド入換機関車は、今年4月から東京貨物ターミナル駅(東京都品川区)で実証確認試験を実施、ハイブリッド機関車向けのリチウムイオン電池システムの実用化につながる成果が確認された。

GSユアサは今後、鉄道用リチウムイオン電池システムをさらに改良して本格展開する予定だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  5. オートリース業界のリーディングカンパニー「SMAS」が掲げる「移動革命」の今と未来…ジャパンモビリティショー2025PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る