【COTY 選考コメント】まだまだ自動車技術は奥が深い…日下部保雄

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ CR-Z
ホンダ CR-Z 全 6 枚 拡大写真

COTYは多くの人が選考委員となっているため、様々な見解の集約がCOTYになると思っている。ボクはといえばいつも10年後に選ばれて当然と言う視点で選定しているつもりだ。

今年はホンダ『CR-Z』を10点としたが、日本は現時点でハイブリッド先進国。本来は内燃機関の改良が先にあるべきだと思うが、その次にはHVも視野に入れとおかなければならないだろう。そのためにもHV技術は磨いておくべきだと思う。

そのハイブリッドを上手く応用してスポーツカーにも使い、具体化したことに敬意を表した。それにハイブリット以外にも運転して面白い車体性能もCOTYに値すると思う。

一方、次点としたVW『ポロ』の性能にも驚いた。その実力はこのクラスとして群を抜いている。エンジンのダウンサイジングとトランスミッションの革新はさすがVW、王道を歩んでいる。もっと突き詰めれば更に小さいエンジンがポロにとっては最適だと思うが。

まだまだ自動車技術は奥が深いと思わせてくれた今年のCOTYだった。

日下部保雄|モータージャナリスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長
大学時代よりラリー/レースに参戦し、国内外の競技で活躍、数々のタイトルを得る。またテストドライバーとして開発評価を行なう。これらと並行して、モータースポーツの経験を活かしてジャーナリストとしての活動を70年代後半よりスタート。専門誌をはじめTV、ラジオ、ウェブなどのメディアにも試乗レポートやコラムを多数寄稿。安全で楽しいドライビングを目指してドライビングスクールも主宰する。2006年よりAJAJ会長。

《日下部保雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る