コマツ、工作機械事業を再編

自動車 ビジネス 企業動向

コマツは、完全子会社のコマツNTCとコマツ工機が2011年4月1日付けで合併するとともに、コマツエンジニアリングを2011年4月1日付けでコマツに吸収合併すると発表した。

産機事業の主要な顧客である自動車業界は、一昨年秋のリーマンショック以降の世界同時不況の影響で、設備投資が大きく減少したものの、その後は中国、インド、ブラジルなど新興市場での自動車生産台数の増加に伴って現在は回復傾向にある。また中国など、アジア地域で太陽電池市場向けの設備投資は好調に推移している。

こうした状況から産業機械の需要は今後、中国、アジア、中南米など新興市場が中心になる見通し。産機事業をコマツのコア事業として持続的に発展させることを目指して再編する。

自動車業界向け工作機械事業を展開するコマツNTCと共通性が高いコマツ工機を合併して、両社の技術とノウハウを結集するとともに、戦略市場での販売・サービス体制の強化を進める。顧客の次世代技術に対応した商品を迅速に開発・製造・提供することで事業拡大を図る。

コマツはコマツエンジニアリングを吸収合併することで、コマツエンジニアリングの持つ技術・ノウハウをコマツ本体に取り込み、産業機械に加え建設機械部門のモノづくり技術の強化にも結び付ける方針だ。事業の選択と集中も進め、効率的な事業運営を展開していく。

今回の再編する子会社3社は全てコマツの完全子会社なため、簡易吸収合併となる。

《レスポンス編集部》

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