パナソニック、103型3Dディスプレイを受注開始

自動車 ビジネス 国内マーケット
パナソニック、103型の3Dプラズマディスプレイの受注を開始……850万円前後 「TH-P103MT2」
パナソニック、103型の3Dプラズマディスプレイの受注を開始……850万円前後 「TH-P103MT2」 全 4 枚 拡大写真

 パナソニックは17日、103型の3D対応プラズマディスプレイ「TH-P103MT2」の受注を18日から開始すると発表。受注生産となり、本体の予想実売価格は850万円前後。

 同製品は、同社が業務用ディスプレイで培ってきた大画面での「高速駆動技術」を搭載。これにより、大画面においてもクリアで高精細な3D映像表示を実現し、二重像(クロストーク)を大幅に低減したという。

 前後の動きに加え、新たに左右や斜めの動きも予測する「動き適応型ベクトル予測」を搭載し、高精度な発光制御により駆動スピードを高速化。また、残光時間を従来の3分の1に短縮した「新短残光蛍光体」の採用により、発光時間を従来の「TH-103PZ800」と比較して4分の1に低減した高速駆動を実現した。

 画像エンジンには、同社の業務用ディスプレイにも使用しているという「プロ仕様エンジン」を搭載。画像ごとの信号処理を従来の「TH-103PZ800」と比較して16ビットから24ビット処理に高め、2倍の色表現能力を実現。さらに、HDTV放送規格に適合したプロ仕様の画質調整機能「カラーマネジメントシステム」の搭載によって、スタジオモニターに迫る微細な描写が行なえるとした。

 解像度はフルHDで、3D再生技術には、一般的な3Dテレビ同様の「フレームシーケンシャル方式」を採用。左目・右目で交互に再生される映像を専用のシャッターメガネを装着して視聴する。ネイティブコントラストで業界最高水準の500万:1を実現し、深みのある「黒」表現に効果を発揮するとした。発光効率は同社の2009年製プラズマディスプレイと比較して約2倍に向上している。また、2D映像視聴も可能で、3D映像表示よりもさらに豊かな階調表現力をもたらすという。

 3Dメガネは別売り。インターフェースはHDMI×4、ミニD-sun15ピン、音声入力、ビデオ入力、コンポーネント入力など。スタンドを含む本体サイズは幅241.2×高さ174.8×奥行き87.1cm、重さは約321kg。

パナソニック、103型の3Dプラズマディスプレイの受注を開始……850万円前後

《小口@RBBTODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. VWの高性能小型EV『ID.3 GTX』、2代目ゴルフに着想の「FIRE+ICE」限定発売へ
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. ダイハツの新型『ムーヴ』が絶好調!「スライドドア化は正解」「やるじゃんダイハツ」と評価の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る