ツインリンクもてぎは、20〜23日の4日間、家族で楽しめるイベント「ツインリンクもてぎ秋の感謝祭」を開催する。
期間中の20日にホンダのレーシングドライバーが大集合し、来場客との交流イベントを実施する。武藤選手が発起人となって、選手たちが自主的に企画したイベントだ。
武藤英紀、伊沢拓也、井出有治、塚越広大、中山友貴、道上龍、山本尚貴の各選手が、トークショー、カートタイムアタック、サイン会、グランツーリスモタイムアタックなどに参加する。
イベントだけでなく、選手らがツインリンクもてぎ内の各施設で店長などチーフを務める。伊沢選手はグランツーリスモカフェ店長、井出選手はカートランド所長、塚越選手はモビパーク所長、中山選手はグランツーリスモカフェ副店長、道上選手はホンダ・コレクション・ホール館長、山本選手はブリックヤード店長を務める。
また09年シーズンの『NSX』SUPER GT仕様レーシングマシンの、コクピット体験も予定されている。運転席に座って写真を撮れる。インディマシンも準備中だという。
さらにオーバルバスツアーも企画されている。コースを解説しているのはアメリカのオーバルで活躍中の武藤選手だ。コース上で“途中下車”できるのも楽しみ。
実はこの「大集合」イベント、武藤選手が発起人となって、選手たちが自主的に企画したのだという。武藤選手はその経緯を次のように語る。
「選手がファンと触れ合う時間が年々減っていると思うんです。ファンと触れ合うにはどうしたらいいか。中山選手らと話して、何かやってみよう、と。レース前のファンサービスイベントもありますが、やっぱりその時は集中していたい。リラックスムードで選手が自分をだせるようなイベントをやりたいね、と」
中山選手も「モータースポーツを盛り上げたい。ファン離れしないようにどうしたらいいか。ブログは言いっぱなしで反応があやふやなところがありますし。武藤選手が言うようにピットウォークの時間は忙しいので選手のいないチームさえ、ときどきある。レースではない場所で、ファンと気持ちのキャッチボールをしたいです」と意気込む。
「これが第一歩です。ドライバー発信のイベントとして大きくしていきたい」と武藤選手。レースだけではわからない選手の姿をもてぎで知ろう。