富士重、建設機械用エンジンを新開発…高出力でクラス最軽量

自動車 ビジネス 国内マーケット
ランマー専用エンジン「ER12」
ランマー専用エンジン「ER12」 全 1 枚 拡大写真

富士重工業は、ランマー(土の締め固めに利用される建設機械)専用エンジン『ER12』を開発し、2011年2月から順次発売する。新開発エンジンは11月23日から中国・上海市で開催される国際建機展「bauma China」で発表する。

新開発エンジンは、建設機械の中でも特に高耐久、高出力、搭載性の良さが要求されるランマー用に特化して開発した。60~80kg級ランマーを幅広くカバーできる。総排気量120cc、2.6kWの高出力ながら、クラス最軽量となる重量9.9kg、クラス最小となる縦横幅寸法で、高出力でありながら軽量・コンパクト化を実現した。

また、重心を左右バランスに配置し、ランマー用エンジンで重視される搭載しやすい設計とした。

始動時や運転時にオイル量を監視する「オイルセンサー機能」や、転倒時の「エンジン停止機能」、アイドリング放置時の「エンジン(自動)停止機能」を標準装備する。

一体クランクケース構造やダスト侵入を抑えた新型樹脂エアクリーナーの採用、オイル無補給運転時間の延長など、メンテナンス性や経済性にも配慮した。

同社は今回開発したランマー専用エンジン投入で、建機用エンジンの商品を強化、多様なニーズに対応できるグローバルな総合汎用エンジンメーカーを目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  2. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  3. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  4. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  5. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る