UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)は、8月にフルモデルチェンジして発売したコンドルシリーズに、積載量8tクラスの『コンドルPK』を追加して、11月22日から発売開始した。
今回追加するコンドルPKは、大型トラック『クオン』との一体感と、中型トラックの機動性を表現した新しいシンプルなキャブデザインを採用し、キャブ前面、バンパー、ルーフ、バックコーナーパネルの形状を変更して空力性能、安全性能、快適性を確保した。右のドアガラスにあったセンターサッシュを廃止し、視界の向上も図った。
また、リヤアクスルの許容軸重やタイヤの許容荷重を約1t増加させ、積載性を向上するとともに、ホイールパーク式を用いることで制動力の向上を図った。
コンドルに搭載する自社開発の「GH7」エンジンは、燃料の最大噴射圧力を高めた新開発のコモンレールを採用。大型トラックで培ったPMとNOxの低減技術である「UDPC(UDパティキュレートクリーニング)」と尿素SCR触媒を搭載し、燃費性能と環境性能が向上、2009年排出ガス規制に適合した。
また、今回発売の積載量8tクラスのコンドルPK全車で2015年度重量車燃費基準を達成した。
さらに、クオンと同様、顧客の稼働率向上に貢献するアフターサービスの総合商品「UD純正アフターマーケット商品」を設定するほか、燃費向上運転のアドバイスを行う「燃費王」機能とインターネットを経由した車両状態の把握機能を付加した「多目的ディスプレイ」を標準装備する。
価格はLKG-PK39LHの平ボディ、標準幅ベッド付、タイプG、ホイールベース4.53m、フルオートエアコン、ディスチャージヘッドランプ、ABS付が908万8800円。