自動車の楽しさを伝えたい! クラシックカーフェスタ

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
パレードへスタートする参加車。これはシボレー・ナショナルABツーリング
パレードへスタートする参加車。これはシボレー・ナショナルABツーリング 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車の文化施設であるトヨタ博物館が主催する「トヨタ博物館クラシックカーフェスタin神宮外苑」が27日、東京の明治神宮外苑(東京都新宿区)で開催された。同博物館では2007年より東京でクラシックカーイベントを開催しており、今回で4回目となる。

今年もメイン会場である明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前に個人所有の日米欧のクラシックカーが約100台集合。黄金色に色付いた銀杏並木を抜け、銀座方面へのパレードが実施された。

同博物館では、会場周辺で神宮外苑いちょう祭りの開催期間中でもあることから、その多くの来場者が、クラシックカーに接することにより自動車文化の奥深さを感じ、自動車の持つ楽しさや魅力が体感できるイベントと位置付けているという。その言葉どおり、非常に多くの来場者が会場を訪れ、興味深く参加車両を眺め、写真を撮る光景があちらこちらで見られた。

参加車両に目を向けてみると、トヨタ博物館主催だからとトヨタ車ばかりが参加しているわけではなく、国内各メーカーのモデルも多数参加している。その多くは量産モデルがであるが、中にはほんのわずかしか作られなかった非常に珍しいモデルも見られた。

その一例として、ホンダ『グリフォン』があげられる。これは、ホンダS600をベースにカロッツェリアワタナベという日本のカロッツェリアがわずか数台作ったモデルで、現在ではほとんど見ることが出来ない。こういった希少モデルにまで目を配っていることからも、自動車文化の奥深さ、楽しさや魅力を出来るだけ多く体験してもらおうという博物館の姿勢を見ることが出来た。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  4. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  5. カワサキの649ccクルーザー『バルカンS』、2026年モデルで新カラー登場 価格は105万6000円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る