【新聞ウォッチ】「これって、アリ?」トレジアとラクティスの違いは?

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トレジア
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年11月30日付

●世界初、バツテリー搭載テレビ、東芝、ASEANで発売(読売・8面)

●スバルの新車、トヨタからOEM(読売・8面)

●11月の新車販売2割減、補助金終了影響続く(朝日・10面)

●10月のレアアース輸入、中国から4割減(朝日・10面)

●運転技術・知識会社員ら競う、王子署など開催(朝日・28 面)

●交通網を「情報ケートウェイ」に、次世代ITS特集、安全・快適な交通へ(毎日・21面)

●脱「ワースト1」全国の警察躍起、交通事故死者数、ひったくり(産経・27面)

●プリウス生産をタイ工場で開始、トヨタ(東京・12面)

●マツダ、メキシコに工場、住商と13年にも、脱フォード進める(日経・1面)

●日経平均5カ月ぶり円高、円安加速を好感(日経・5面)

●シャープ「ガラパゴス」発表、電子書籍、端末競争が激化(日経・9面)

●人こと:日本ミッシェランタイヤ、デルマス社長「日本はアジアの研究開発拠点」(日経・9面)

●トラック輸送のCO2削減支援、富士通、中国で事業(日経・11面)

●ハイブリッド小型トラック、燃費2割向上、日野自が専用エンジン(日経・11面)

●海運3社、自動車輸送が黒字化、今期経常、アジア向け好調(日経・15面)

ひとくちコメント

「トレジアは、英語のTreasure(宝物)を語源にした造語。たくさんの宝物を積み、たくさんの宝物のような経験をしてもらいたいと願って、スバルとして新たな価値を提案します」。富士重工業の新型コンパクトカー『トレジア』の新車発表会で、森郁夫社長は冒頭の挨拶の中でこのようにアピールした。

その宝物のトレジアは、きょうの各紙が取り上げているように「筆頭株主であるトヨタ自動車からのOEM(相手先ブランドによる生産)調達の第一弾」。トヨタが先週22日に発売した新型『ラクティス』がベースだが「開発の初期段階から技術者をトヨタに出向させて取り組んでいた」(森社長)という。

では、トレジアとラクティスの違いは何かというと、スペックの詳細はともかく、見た目ではフロントグリルの外装デザイン。ユーザーはトヨタかスバルのエンブレムが選択の決め手となるだろう。

もっとも、両社が開いた新車発表会では大きな違いがみられた。トヨタは社長の挨拶や開発担当者の説明もなく、イメージキャラクターの新垣結衣さんを全面的に打ち出した新しい試みだったが、芸能担当の記者ならともかく、経済記者の間ではCMをもじって「これって、アリ?」と、首を傾げる記者もいたほど。

現に発表会翌日の紙面では、トヨタのラクティスよりも、スバルのトレジアの方が大きく取り上げられており、メディア関係者には会場の演出効果などを比べてもスバルの方がインパクトが強かったようにも感じたとみられる。

《福田俊之》

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