【ATTT10】クラウド型カーナビ向け地図コンテンツでユーザー囲い込み狙う…iPC

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インクリメントPブースの展示
インクリメントPブースの展示 全 6 枚 拡大写真

インクリメントP(iPC)は、PCや携帯向け地図・ルート検索ソフトのマップファンを中核にした事業や、カーナビメーカー向けに高品質なソフトを提供している。

今回の展示では、自社製品の展示はもちろんだが、地図ソフトの更新を短時間で必要なエリアだけを行える「即時差分更新」のデモを展開。「更新データ量が少なくて済むので、データ更新の頻度が多くなっても問題なく、その分更新間隔を短くすることができます。また、通信ナビでの地図更新でも、短時間かつデータ送受信を無駄に行わなくて済むので、ユーザー、メーカーともにメリットは大きいです」(経営戦略室 経営企画部 山崎由美子氏)。大型ディスプレイで更新のイメージを展示し、注目を集めていた。

まだ準備段階という「マップファンクラブ(MapFan Club)」というソリューションも公開した。これは、インクリメントPの地図を採用しているカーナビユーザー向けのサービスで、センターが双方向で実走行データや道路状況、最新の検索データを共有することで利便性を向上するというもの。

「有料サービスですが、カーナビの地図更新料も包括することで、利便性をあげて参加者を増やしたいですね。データが多いほど精度が上がり、ユーザーにとってもメリットが大きいですから」(山崎氏)とのこと。他メーカーもこうしたユーザーの囲い込みサービスに積極的で、ユーザーがカーナビを選ぶ基準を変化させるためのツールとして、今後もサービス内容の競争が進むと考えられる。

《岡本 伸史》

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