光と熱で発電するシステム、富士通研究所が開発

自動車 ビジネス 企業動向
ハイブリッド型発電システム概要
ハイブリッド型発電システム概要 全 2 枚 拡大写真

富士通研究所は、光、熱から電力を取り出す新しいハイブリッド型の発電デバイスを開発したと発表した。

画像:ハイブリッド型発電デバイス

今回開発した技術では、光環境と熱環境時それぞれの場合、2つの半導体材料の接続を回路的に切り替えることで、光電池と熱電素子の2つの機能を実現。光発電と熱発電の両方で発電可能な有機材料を開発した。室内光でも発電可能だという。有機材料で製造できるため、コストが大幅に削減できる。

今回発明した技術を活用すれば、エネルギー源として従来は別々に利用していた光と熱を1つの発電デバイスで利用することが可能になる。さらに、コスト効率の高い発電デバイスの確立にもつながるとみている。

今回開発した技術は、周りの環境からエネルギーを収穫して電力に変換するエネルギーハーベスティング(環境発電)の分野での応用が見込まれる。

また、電気の配線や電池の交換などのメンテナンスが不要になるため、センシングネットワークで用いられるさまざまなセンサーの電源や医療センシングへ適用できる可能性がある。これまで入り込めていない分野や地域へのセンサーの活用も見込まれる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  5. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る