三菱、タイ新工場で世界戦略小型車の本格生産へ

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世界戦略コンパクト「グローバルスモール」のイメージスケッチ
世界戦略コンパクト「グローバルスモール」のイメージスケッチ 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車工業は9日、タイの生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)の新工場の起工式を、チョンブリ県ラムチャバン工業団地内にある工場建設予定地で実施した。2011年度内に発売予定である世界戦略コンパクトカーの生産能力向上がねらい。

画像:三菱の世界戦略コンパクトカー

新工場である第三工場は、既存の第一・第二工場の隣接地に建設され、稼動開始は2012 年3月の予定。三菱が2011年度内に発売予定の1.0~1.2リットルエンジンクラスの小型乗用車、通称「グローバルスモール」を生産する。初期生産能力は年間約15万台レベルで、将来的には20万台レベルまで増強することが可能だとしている。従業員は、約3000名を新規に雇用予定。

新工場で生産されるグローバルスモールは、「小型」、「低価格」、「低燃費」を基本コンセプトとして三菱が現在開発を進めている全く新しいプラットフォームによる新型車。タイ政府が推進している、化石燃料への依存および温室効果ガス排出量の低減と、自動車産業の投資促進を目的に施行するエコカー政策に適合するモデル。

グローバルスモールは三菱のエントリーモデルに位置づけられ、今後自動車需要の伸長が見込まれる新興国や、ダウンサイジング化が進む先進国の市場要求に合致する世界戦略車として、タイから世界各国に向けて出荷することが計画されている。

《宮崎壮人》

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