【新聞ウォッチ】EVで先陣を切る日産と三菱自動車、深まる関係

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

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2010年12月14日付

●法人税5%下げ、首相決断35%に、投資・雇用促進(読売・1面)

●根岸さん、ソニー特別顧問に(読売・10面)

●ムーヴリッター27キロ、ガソリン車最高(読売・10面)

●内閣支持急落21%本社世論調査(朝日・1面)

●高速道路建設のアルジェリア、日本に1000億円超未払い、外相が仲介(朝日・9面)

●レアアース住商合意、米社に資金、来年2月から調達(朝日・9面)

●堅調「軽」追う小型車、低価格・低燃費競争加速(朝日・11面)

●日産「リーフ」デビュー、280万円、米で先行販売(毎日・8面)

●KmがANZEN買収(毎日・8面)

●首都高案内看板落下事故、ピンの強度不足原因(産経・23面)

●東芝が液晶新工場、石川県で1000億円投資、スマートフォン向け(日経・1面)

●日産・三菱自、提携強化へ、相互OEMの車種拡大、部品の共同調達も検討(日経・13面)

ひとくちコメント

日産自動車と三菱自動車の両社が相互にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する車種を拡大するなど、提携を強化する方針を固めたという。両社首脳がきょう14日午後に記者会見し発表すると、日経が報じている。

日産と三菱自動車は、すでに商用車や軽自動車を相互にOEM供給しているが、記事によると、OEM供給を中大型の乗用車などにも広げて量産効果を高めると同時に、主力車種に経営資源を集中。さらに部品や資材の共同調達を検討するという。

それにしても、両社を比べてみると、共通点が多い。かつての“身から出たサビ”によって経営危機に直面し、両社ともに自主再建を断念。その後は筆頭株主となった企業から派遣されたトップが経営を支配している。環境対応車ではハイブリッド車で出遅れたため、両社とも電気自動車(EV)を積極的に投入することで存在感をアピール。さらに、円高が加速する中、国内はEVの拠点として生産体制を維持するとともに、いち早くタイなどの新興国に生産拠点を移し始めている。

そんな両社が国内新車市場の長期低迷や海外での新興国企業との競争激化を受け、提携強化でコスト構造の見直しにつなげるという。しかし、一部の自動車メーカーを除けば、生き残るためには部品や商品の共通化ばかりでなく、いっそのこと会社の組織をまるごと統廃合したほうがもっと利点も大きいのではないだろうか。

《福田俊之》

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