乗り込んだと誤認、5歳男児が父親にはねられ死亡

自動車 社会 社会

12日午後7時ごろ、兵庫県西宮市内の国道43号で、道路左側の路肩に駐車されていた軽ワゴン車が発進しようとしたところ、左後方に立っていた5歳の男児をはねた。男児は死亡。警察は男児の父親で、クルマを運転していた25歳の男性から事情を聞いている。

兵庫県警・西宮署によると、クルマは西宮市宮前町付近にあるコンビニエンスストア前の路上に停車していたが、発進した直後に左後部に立っていたとみられる5歳の男児がひきずられて転倒。そのまま後輪ではねられた。

男児は頭部を強打。近くの病院に収容されたが、約1時間30分後に死亡した。警察は男児の父親で、クルマを運転していた加古川市内に在住する25歳の男性から自動車運転過失致死容疑で事情を聞いている。

クルマには運転していた男性のほか、助手席に男児の母親にあたる30歳の女性。後部座席には姉にあたる9歳の女児が乗車していた。男児はトイレに寄ることを姉に告げていたが、それを知らない父親は後部のスライドドアが閉まったことで「全員乗り込んだ」と誤認。実際には男児が乗り込んでいないにもかかわらず、クルマを発進させた。

男児は速度を上げるクルマに慌てて走り寄ったが、何らかの原因で転倒。そのままはねられたとみられている。調べに対して男性は「乗っていないことにも、走り寄ってきたことにも気がつかなかった」などと話しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
  5. スバル製スーパーカー登場!「パフォーマンスE STIコンセプト」に盛り込まれた新技術と、伝統への敬意…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る