広汽ホンダは20日、「理念(EVERUS)」ブランドから大衆車『S1』を2011年上半期から発売することを明らかにした。理念は広汽ホンダ独自のブランドで、ホンダの技術、販売ネットワークを活用し展開する。S1は中国で最も発展が期待できる「国民車」としての位置づけ。価格は未定。
さらに広汽ホンダ金山裕則社長は、中国での2010年販売台数が38.6万台を達成したことを発表、さらに2011年に向けては年産24万台の新工場を立ち上げ、48万台の生産能力を有することになるとアピール。これによりホンダ、理念、両ブランドを展開していくための礎が確立されたとしている。
このほか、中国で販売している『アコード』が2010年に17万台を販売し高級セダンクラスでトップとなったことを発表、また中級セダン『シティ』が目標だった13万台を突破し同クラス市場での新勢力になりつつあると語った。今回の広州モーターショーではアコードの2011年モデルを公開した。