【アウディ A8 新型発表】ずっと踏襲し続けているデザインの黄金率

自動車 ニューモデル 新型車
A8新型
A8新型 全 6 枚 拡大写真

4代目に進化したアウディ『A8』の商品企画で、主要なポイントは3つあるという。

【画像全6枚】

「ひとつは、素晴らしいダイナミックなデザイン。2つめはドライビングエクスペリエンス。3番目は、このハイエンドのクルマが絶対に持っていなければならないコンフォート」と話すのは同社代表取締役社長の大喜多寛氏。

ダイナミックなデザインについて、「アウディがずっと踏襲し続けている比率があります。サイドのドア面の高さとウインドウ部の高さが2:1になることです。こうした“黄金率”を使って、ダイナミックなデザインが実現したのです」という。

営業本部商品企画部長の野田一夫さんもこのサイドのデザインを、A8の特徴のひとつとして挙げており、「競合車の場合、ボンネットの位置が高く、屋根の位置も高く、荷物を積むためにトランクのラインも高いというのがよく見受けられますが、A8はガラスエリアの位置が相対的にかなり低くなっているので、滑らかな、あたかも風を切り裂くようなデザインとなっているのです」という。

そして、そのサイドの凝った曲面やフェンダーアーチを実現するために工場のプレスラインには職人がいるのだという。「プレスの形を手直ししたり、作る職人がいて、型が丸くなってくると手直しなどをして、このボディスタイルを実現させているのです」と、A8の商品コンセプト、“The Art of Progress〜革新の美学〜”を具現化するためのこだわりを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ルノー『クリオ』新型、フランスで受注開始…約350万円から
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る