【ダイハツ ムーヴ 試乗】軽自動車のこだわりが乗りやすさを生む…岩貞るみこ

試乗記 国産車
ムーヴ カスタム
ムーヴ カスタム 全 18 枚 拡大写真

乗ったとたん、まあ、口があいちゃうくらいの車内の広さ。運転席では、フロントウィンドーあたりまでが遠くて広々感。後部座席に座ったら、足を組めちゃう余裕の空間。これ、そんじょそこらの4ドアセダンよりだんぜん広く、これじゃ、会社をリタイヤ後のおじさまたちが軽自動車に飛びつくのも無理はないわと思うばかりである。

【画像全18枚】

今回の『ムーヴ』の目玉はなんてったって、アイドリング・ストップを採用し27km/リットルという低燃費。燃費のよさもさることながら、エンジンスタート毎と、さらには自分で任意の期間を選んでストップタイムを積算できるというのが楽しい。

最近、数字を可視化して自身の食生活を自然と見直す「(体重計に)乗るだけダイエット」が女子のあいだで流行っているけれど、まさにこのストップタイム計も同じこと。

無理な黄色信号での加速をやめて、きっちり赤信号はエンジン停止でソツなくこなし、自身の運転を見直しエコ上級者へと成長していく「体重計」なのである。これは毎日、同じ道を走ることの多い、軽自動車ユーザーははまりそう。

燃費にばかり気がとられるけれど、サスペンションやハンドリングもブラッシュアップ。背は高いけれど、乗っているときの重心は低くコーナリングも安定しているし、ハンドリングやサスペンションの感触がバランスよく自然体で、からだに馴染む。毎日乗る軽自動車ならではのこだわりが、こういう乗りやすさを生むというわけか。勢いのあるダイハツの自信作。これまた売れるんだろうな。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/エッセイスト
女性誌や一般誌を中心に活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に精力的に取材中するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。JAF理事。チャイルドシート指導員。国土交通省 安全基準検討会検討員他、委員を兼任。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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