BMWグループのMINIの最新コンセプトカー、『ペースマン』。同車のワールドプレミアにおいて、その市販がアナウンスされた。
これは10日に開幕したデトロイトモーターショーのMINIのプレスカンファレンスにおいて、BMWグループのイアン・ロバートソン取締役が明らかにしたもの。同氏は、「MINIファミリーの7番目のモデルとして、ペースマンを市販する」と宣言したのだ。
ここで、「7番目」という言葉に注目。現行MINIのラインナップは、ハッチバック、「コンバーチブル」、『クラブマン』、『カントリーマン』(日本名:『クロスオーバー』)の4車種。ロバートソン取締役の言う7番目には、あと2モデル足りない。
実は、ペースマンの市販の前に、『クーペ』と『ロードスター』がスタンバイ。両車は、2009年9月のフランクフルトモーターショーで披露されたコンセプトカーをベースに、市販に移される。発売時期は、クーペが2011年後半、ロードスターが2012年前半と見られる。
ペースマンの市販モデルは、MINIクロスオーバーのクーペバージョンとして、2012年にデビューする見込み。MINIは2010年、過去最高の23万4000台を全世界で売り上げており、3車種の追加で一気に販売を押し上げる計画だろう。