親子4人の死傷事故、運転者を被疑者死亡のまま書類送検

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昨年9月、福島県本宮市内の東北自動車道上り線で発生した親子4人が死傷した事故について、福島県警は19日までに事故で死亡した34歳の男を被疑者死亡のまま、自動車運転過失致死傷容疑で書類送検した。

福島県警・高速隊によると、問題の事故は2010年9月27日の午前2時ごろ発生した。本宮市荒井付近の東北自動車道上り線を走行していた外国製ワゴン車が中央分離帯に接触。その弾みで道路左側に飛ばされ、ガードレールにも衝突して立ち往生していたところ、第1車線を進行してきた大型トラックと中型トラックが追突した。

ワゴン車は大破。運転していた千葉県一宮町内に在住する34歳の男性が胸部強打で即死。後部座席に同乗していた25歳の女性が頚部骨折で死亡。1歳の女児はチャイルドシートに着座していたが、シートごと脱落して頭部強打が原因で死亡した。助手席に同乗していた3歳の男児もチャイルドシートに着座していたが、こちらは外れることなく、男児は頭部を打撲する軽傷。トラックの運転者2人にケガはなかった。

警察では事故発生の経緯を調べていたが、ワゴン車乗員の受傷はトラック2台との追突とは直接関係ないと判断。運転していた男性を被疑者死亡のまま自動車運転過失致死傷容疑で書類送検した。

トラック2台の運転者については、前方不注意と車間距離の不保持が認められることから、道路交通法違反(安全運転義務違反)で書類送検している。

《石田真一》

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