メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツ・アドバンスドデザインセンター・ジャパン(DEC)、東京コミュニケーションアート専門学校自動車デザイン科(TCA)との産学協同プロジェクト「2036メガ・シティ・メルセデス」を開始したと発表した。
プロジェクトは、1886年1月にカール・ベンツが独自開発した3輪自動車の特許を申請し、自動車が誕生してから今年が125年目に当たるのを記念したイベント。
「未来の都市部におけるモビリティ」をテーマに、自動車誕生から150周年となる2036年のメルセデスをイメージしてデザインするもの。TCAの学生は5カ月の間にスケッチやレンダリング、5台のスケールモデルを作成する。プロジェクト期間中はDECがメルセデスベンツのデザイナー、モデラーを講師として派遣、学生に様々なアドバイスする。
最終プレゼンテーションで優秀な成績を修めた学生には、ドイツ・ダイムラーAGのメルセデスベンツデザイン部門でのインターンシップをはじめとする様々な賞が贈られる。
DECのホルガー・フッツェンラウブ部長は「メルセデスベンツは、世界的に産学協同プロジェクトを通じてデザインに携わる学生とのクリエイティブな交流を支援しており、有能なデザイナーやモデラーの研修生を確保するためにも、デザイン学校と密接な関係を保つ」としている。
同社では、国内外自動車メーカーに多くの人材を輩出してきたTCAとのコラボレーションを通じて、未来のカーデザイナー、カーモデラーと未来のメルセデス・ベンツのデザインを日本から提案するとともに、グローバルで人材を発掘する。