富士スピードウェイは28日、ハイブリッド車オーナーを対象にしたオリジナルレースイベント“Eco Car Cup 2011”を開催すると発表した。2011年は3回開催する。夏大会は初めてレーシングコースを舞台に実施しハイブリッドカー日本一を決定する。
Eco Car Cupは、10年は2回開催した。トヨタ『プリウス』、ホンダ『インサイト』『CR-Z』を駆るアマチュアからプロドライバーまで約50チームが参加し、白熱した戦いを繰り広げた。
レースは、ハイブリッドカーの燃費性能を最大限に活かしつつ、タイムアタックやスプリントなどレースの要素を盛り込み、「より安全」、「より速く」、「より低燃費」 の3要素で運転技術の総合力を競う。「速さ」を競うステージでポイントを稼いでも最終的には燃料消費量によりどんでん返しもあるため、「速さ」と「燃費」をどう両立させるかのチーム戦略が勝負を分ける。
さらに、ラリーのように全ての走行ステージでナビゲーターの同乗が必須となる。ドライバーのテクニックに加え、ナビゲーターの状況判断やドライバーへの適切な作戦指示が勝敗のカギを握る。
11年はショートサーキット(4月、11月)に加え、8月には“ハイブリッドカー日本一決定戦”と題して、初めてレーシングコース(4563m)を舞台に開催する。
また、新型車種や改造範囲の広い「スーパーハイブリッド」クラスを追加、8月大会ではシビックハイブリッドなど派生ハイブリッド車種も参加できる「アシストクラス」を新設、より多くの人が参加できる内容とした。
開催日程と場所
●春大会:4月10日、ショートサーキット
●夏大会:8月7日、レーシングコース「ハイブリッドカー日本一決定戦」
●秋大会:11月6日、ショートサーキット