日本軽金属は、グループ7社のアルミニウムの押出・加工事業を統括する中間持株会社「日軽金加工開発ホールディングス」を3月1日に設立すると発表した。
日本軽金属は持株会社で、現在、同社グループのアルミニウムの押出・押出加工事業は、日軽金アクト、日軽形材、理研軽金属工業、日軽建材工業、エヌティーシー、日軽新潟、日軽蒲原の7社が中核子会社として運営している。特に、日軽金アクト、日軽形材、理研軽金属工業の3社は、それぞれの得意分野、地域ごとに独自の営業、開発、生産を展開しており、他の4社も独自の生産技術を高度化するなどして競争力のある製品を生産している。
同事業分野ではこれまで、競争力向上に向けた体質の強化を図るため、各社横断的な連携を進めてきた。先行きに不透明感が強い中で、7社のそれぞれの強みを活かしながら一層の競争力強化を図るため、7社の同事業を統括する中間持株会社を設置し、より統括的な事業運営を行うことがグループにとって最適と判断した。
各社の経営資源を中間持株会社が一括管理することで、同事業に関する意思決定の迅速化、経営資源を効率的に配分し、グループ全体で同事業を強化する。
7社は、従来行ってきたサービスは継続する。