ダイハツ工業は、JC08モードで30km/リットルの超低燃費の軽自動車『e:S』(イース)を今年夏に日本市場に投入すると発表した。
燃費測定基準のJC08モードは、現在主流の10・15モードよりも測定条件に実用域での使用方法を加えているため、燃費の数値は悪化する。同社は、超低燃費軽自動車として市販するイース車はJC08モードで30km/リットルを目指す。
実現すれば、ハイブリッドカーなどの電気的なアシストを持たない量産車として最高の燃費性能となる。
同社は12月に発売した軽自動車の新型『ムーヴ』も低燃費を全面的に打ち出して販売促進活動を展開しているが、受注は好調に推移している。一般ユーザーの燃費に対する目は厳しくなっていると判断、JC08モードで市販車最高燃費性能の軽自動車を今夏に投入して販売の拡大を狙う。