ダイハツ工業が発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が同184.8%増の709億円と過去最高を記録した。
売上高は前年同期比4.9%増の1兆1643億円と増収となった。ダイハツブランドの売上げ台数については、国内では軽自動車が順調に推移し、同1.0%増の39万9000台。海外では、インドネシア、マレーシアが順調で、同25.4%増の27万3000台となった。
トヨタからの受託生産台数とトヨタ、富士重(スバル)へのOEM台数は同0.8%増の29万5000台となった。車両合計では同6.8%増の96万7000台だった。ただ、受託エンジンは同24.3%減の31万8000基と低調だった。
主に国内外でのダイハツ車の販売が順調で増収となったことから、経常利益は同169.5%増の758億円と大幅な増益となった。当期純利益が379億円で、前年同期比2.5倍の増益となった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。