中央発條は、米国で自動車部品を製造している子会社のセントラルスプリング(CSI)を解散すると発表した。
CSIは1987年に中央発條の北米販売会社として設立し、2006年には工場を建設し、当時のトヨタ自動車とGM(ゼネラルモーターズ)の合弁工場だったNUMMI(ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャリング)向けにコイルばねを生産して供給してきた。しかし、昨年3月でNUMMIの生産が停止したため、事業の継続が困難になり、今回CSIの工場を閉鎖、解散する。
CSIは6月30日に工場を閉鎖、8月1日に解散して2012年2月28日に清算する予定。
中央発條は、CSIの解散に伴って今期の連結決算で減損損失7億6000万円を特別損失に計上する。