セントラル自動車 葛原社長「地元の調達率を引き上げたい」

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宮城工場外観
宮城工場外観 全 4 枚 拡大写真

トヨタグループの組立メーカーであるセントラル自動車の葛原徹社長は、16日に開所式を行った同社の宮城工場(宮城県大衡村)での組み付け部品について、東北地域からの調達を順次引き上げたいとの意向を表明した。

同工場は、セントラルの相模原工場を移転・新設したもので、今年1月から輸出用の『ヤリスセダン』(日本名『ベルタ』)の生産を始めた。4月には『カローラアクシオ』の生産も立ち上げ、早期に年12万台のフル生産にもっていく計画。

地元では東北地域への経済波及への期待が高まっている。同地域での部品調達は、移転直後なのでまだ20%程度という。葛原社長は、今後の仕入先メーカーの進出なども踏まえ「2012年には40%を見込んでおり、将来はもっと高くしたい」と述べた。

セントラルは設計機能をもっていないため、部品調達はトヨタ本体が行うことになる。だが、トヨタへの部品の売り込みについては「トヨタにつなぐなどお手伝いをする」(同社長)とし、地元企業をバックアップする方針を示した。

《池原照雄》

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