円筒型で太陽電池の耐久性を向上 九工大と新日鉄化学

自動車 ビジネス 企業動向
九州工業大学試作セル(直径6mm×長さ30mm)とセル封止面積比率
九州工業大学試作セル(直径6mm×長さ30mm)とセル封止面積比率 全 3 枚 拡大写真

九州工業大学大学院の生命体工学研究科の早瀬修二教授と新日鐵化学は、次世代の太陽光発電「色素増感太陽電池」に共同開発した円筒型セル構造を活用することで、耐久性の向上に成功したと発表した。

【画像全3枚】

円筒型受光面に対し封止面積が少ないセル構造の開発により、約70日間、1700時間にわたり発電効率が低下していないことを確認したとしている。

従来の平板型色素増感太陽電池は、2枚の平面状ガラス板の間に接着剤で壁を設け電解液を封入している。これに対し、今回開発した色素増感太陽電池のセルは、円筒型のガラス管を使って太陽電池を作製し、ガラス管の端面のみを封止すればよい。電解液を封止する部分の面積が平板型に比べて少なくなり、封止性が向上したため、耐久性が向上した。

また受光面を円筒型にすることで、光入射角の影響をほとんど受けなくなった。円筒管受光面で入射光が屈折して光が円筒形内部に集まり、これまでの研究では、発電量の低下は認められなかったとしている。

両者は現在も耐久性を評価中。電解液漏洩の少ない構造にすることで、高耐久性で低価格の色素増感太陽電池の実現が期待されるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
  2. 「まさか令和に…」日産のSUV『テラノ』がPHEVで復活! SNSでは「マジでかっこいい」と話題に
  3. 『セリカ』が復活、トヨタGRに大きな動きが!…7月のスクープ記事ベスト5
  4. トヨタ『カローラスポーツ』、日本にない2.0リットルエンジン搭載…米国2027年型
  5. 東レ、リチウムイオン電池の負極集電体用フィルムを世界初開発…EV航続を最大10%延伸
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  2. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
  3. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  4. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
  5. 【バッテリー リスキリング講座】車載用全固体電池の開発状況と今後の展望
ランキングをもっと見る