NTTドコモ山田社長、スマートフォン戦略・SIMロック解除を語る…一問一答

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NTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏 NTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏
NTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏 NTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏 全 4 枚 拡大写真

 NTTドコモは24日、2011年の春モデルとして発表した「MEDIAS N-04C」「Xperia arc SO-01C」「Optimus Pad L-06C」3機種の製品発表会を開催。

 発表会後の囲み取材では、同社代表取締役社長 山田隆持氏に対して、今後のスマートフォン戦略や、4月以降に発表されるSIMロック解除機能を搭載した端末についての質問が相次いだ。以下はその一問一答。

――NFC(近距離無線通信)に関して日本の端末とグローバル端末では規格が異なるが、今後これらをどのように融合させるのか?

山田社長:NFCにはType AとType B、さらに日本のType C(Felica)がある。Felica対応端末はドコモだけでも4,000万台もあるが、我々としては1台でFelicaに対応しつつ、タイプA、Bでも使えるという風にしていきたい。具体的には、SIMにタイプA、Bが書きこまれていて、チップにあるタイプCと通信をすることで3タイプに対応するという形。ゆくゆくはSIMの中に3タイプ入ることになると思う。

――今の予定だとSIMに3タイプが組み込まれるのはいつ頃?

山田社長:2013年頃……(周囲のスタッフと相談して)まだ未定だということでお願いします。

――2011年度に発表する機種の半数がスマートフォンになるということだが、現在の「PRIME」「PRO」「SMART」「STYLE」などの、フィーチャーフォンの分類はどうなる?

山田社長:2011年度中に見直したい。現在「PRIME」「PRO」のユーザーの多くが、スマートフォンに移行している。一方で「STYLE」はブランドコラボなども行い女性に人気のシリーズで、今も売れている。「PRIME」「PRO」をどううまくスマートフォンに向けていくかということだと思う。

――今後世界に進出していくためには、ドコモの中でクリアしなくてはならない点があると思うが?

山田社長:日本のメーカーもグローバル市場を重要視しており、グローバル端末をつくって世界に出ていきたいと思っている。そのため国内で販売する際は、おサイフケータイ機能を搭載するなど、グローバル端末を少し手直しして、販売するという形が良いと思っている。どれだけ良い端末をつくれるかということが重要になってくる。例えば薄くて早くて軽いなど。

――端末のSIMロック解除に関して、ドコモだけ先行して進めるデメリットはないのか?

山田社長:ユーザーの利便性という観点で行ったが、少し長い目で見れば、日本もSIMロック解除の方向へ動いていくと思う。

――ドコモ回線との契約は残したまま、SIMロックを解除することは可能か?

山田社長:それは可能。ただしSIMロック解除には手数料がかかる。そんなに高くはなく、千円札何枚か程度。

――1月の決算でスマートフォンの販売目標をあげたが、現状の販売台数は?

山田社長:昨日の時点で200万弱というところ。3月の商戦期で250万はいってほしい。

――今後タブレットとスマートフォンの2台持ちも増えてきそうだが、この2台の間でSIMカードを移し替えることによる利便性はあるか?

山田社長:これから開発する必要があるが、スマートフォンで観た映像がタブレットでも同時にすぐ観れるというような機能をなんとかつくれればと思っている。

――スマートフォンとタブレットの2台持ちの場合の料金プランは?

山田社長:現在検討中だが、タブレットの実質負担金額は安くさせていただこうと思っている。

NTTドコモのスマートフォン戦略やSIMロック解除などについて……NTTドコモ 山田社長一問一答

《編集部@RBB TODAY》

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