【ジュネーブモーターショー11】サーブ、航空機をイメージしたHVスポーツ

自動車 ニューモデル モーターショー
サーブ フェニックス
サーブ フェニックス 全 10 枚 拡大写真

サーブは3月1日に開幕したジュネーブモーターショーにおいて、コンセプトカーの『フェニックス(PHOENIX)』を初公開した。

フェニックスは、次世代サーブのデザインとテクノロジーをアピールするコンセプトカー。次期『9-3』の車台をベースにした2+2のスポーツクーペの提案だ。

航空機メーカーとして出発したサーブらしく、フェニックスは航空機をモチーフにしたデザインを採用。とくに、ルーフ後部に見える翼状のウイングレットが目を引く。またサイドドアは、上方に大きく開口する。

1946年、サーブの第1号車として登場した『92001(Ursaab)』を意識したエアロダイナミクスデザインも特徴。空気抵抗係数を示すCd値は0.25と優秀だ。

パワートレインはハイブリッドとなっており、エンジンはオールアルミ製の1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ。最大出力200psを引き出し、前輪を駆動する。サーブは公表していないが、このエンジンはBMWから供給を受けるユニットのようだ。

リアに置かれるモーターは、最大出力34psを発生。サーブの4WD、「eXWD」システムを採用し、モーターは後輪を駆動する。エコ、スポーツ、トラクションの3モードが切り替えられる。

トランスミッションは6速MT。アイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムの採用により、欧州複合モード燃費20km/リットル、CO2排出量119g/kmという環境性能を実現した。

サーブのJason Castriotaエグゼクティブデザインディレクターは、「フェニックスは将来のサーブのデザインを示した1台。空力性能を磨き込むとともに、情感に訴えかけるエアロモーショナルなデザインだ」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  4. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る