トヨタ自動車は、6月開催の定時株主総会とその後の取締役会での決める役員体制を発表した。
渡辺捷昭副会長、岡本一雄副会長、一丸陽一郎副社長ら代表権を持つ取締役を含む合計9人が退任する。渡辺副会長は前社長で、トヨタの社長経験者が会長に就任せずに退任するのは異例。渡辺氏の前任の社長である張富士夫会長は留任する。
また、豊田章男社長就任に伴って米国再建のため取締役に復帰した稲葉良み(※)取締役、生産体制強化を主導してきた林南八取締役も退任する。ただ、稲葉氏は取締役は退任するが、米国子会社の社長などは継続し「これまでと同じ役目を務めてもらう」(豊田章男社長)。
一方、慶応義塾大の和気洋子教授が社外監査役に就任する。
※み=目偏に見