三菱電機は、中国に電動パワーステアリング用機器やカーマルチメディア製品を製造する新会社を設立する。
同社は、中国で2002年からオルタネーターやスターターをはじめとする電装品、カーマルチメディア製品を製造する合弁会社、常州三菱を運営し、生産を規模を拡大してきた。自動車需要の成長が見込める中国市場で自動車機器事業を拡大させるため、現地に新会社を設立する。
新会社は、ミツビシ・エレクトリック・オートモーティブ(チャイナ)。2012年4月から営業を開始し、既存拠点と合わせ2015年度までに売上高500億円を目指す。新会社の資本金は3000万ドル(約24億5000万円)。出資比率は三菱電機が90%、ミツビシ・エレクトリック・オートモーティブ(チャイナ)が10%。従業員は2015年度までに500人規模とする計画。
新会社は、常州市と上海市の中間となる常熟市に新設する。電動パワーステアリング用機器やカーマルチメディア製品をはじめとする各種自動車機器を製造・販売し、同社の自動車機器事業のグローバル戦略の中核拠点としていく。