[トヨタグローバルビジョン]豊田社長、「台数が2割落ちても収益維持体質に」
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この収益規模は、トヨタ単体ベースの世界販売750万台、為替は1ドル85円、1ユーロ110円を前提としたもので、市場リスクや為替変動にも強い耐久力を備える体質づくりを図る。
豊田社長は「リーマンショックのような景気後退によって販売台数が2割程度落ちても収益を出し、税金を納め、雇用も確保する会社を目指したい」と、語った。
また、グローバルビジョンで示した、顧客の「期待を超えた」クルマづくりを実現するには「持続的成長をもたらす安定した経営基盤の確立が必要」と指摘し、「どのような時にも利益を出せる体質を構築したい」と重ねて強調した。
《池原照雄》