パトカーから逃れようとして事故、運転の少年は酒気帯び

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2009年12月、富山県富山市で速度超過違反を行ったとしてパトカーの追跡を受けていたバイクが路外に逸脱。少年2人が死亡した事件について、富山県警は16日、この2人を被疑者死亡のまま書類送検した。運転していた少年は飲酒運転だったとみられている。

富山県警・富山中央署によると、問題の事故は2009年12月30日の午前4時ごろ発生している。富山市窪本町付近の市道を同署のパトカーがパトロールしていたところ、後方から猛スピードで進行してきた2人乗りのバイクに追い抜かれた。

パトカーはただちに追跡を開始。バイクは信号を無視し、さらに速度を上げて逃走したことから約700m追走した時点で見失ってしまった。パトカーはそのまま走り続けたが、富山市田中町1丁目付近で路外に逸脱して転倒したバイクを発見した。

バイクは街路樹に衝突しており、その弾みで路上に投げ出されたとみられる16歳と17歳の少年は頭部強打などが原因でまもなく死亡。警察は運転者の特定を進めてきた。

その結果、運転していたのは16歳少年と断定。事故当時は酒気帯び状態だったことが血中アルコール分から判明しており、警察はこの少年を自動車運転過失致死や道路交通法違反(酒気帯び運転)で。同乗していた17歳の少年については道交法違反(飲酒運転車同乗)容疑で被疑者死亡のまま書類送検している。

《石田真一》

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