空気中のヨウ素131、濃度下がる 福島原発

自動車 ビジネス 企業動向

東京電力は22日、福島第一原発の事務本館北側で採取したサンプルの分析結果を発表した。空気中に含まれる核種(放射線同位元素の種類)の割合を知るためもの。

19日の原子炉建屋に放水する前の採取分では、吸引濃度限界の5.94倍の放射性ヨウ素131が検出されていた。

しかし、20日の採取分では2.30倍、21日には1.52倍とヨウ素131の空気中に含まれる割合は下がっている。また、19日に検出されたヨウ素133は、20日以降の採取では検出されていない。

第一原発のゲルマニウム半導体型核種分析装置は、地震の影響で使えなかったため、東電はサンプルを第二原発まで運んで作業を進めた。

この分析から、呼吸することによって受ける放射線の量がわかる。濃度限界に対する割合を知らないまま作業に従事することは危険だ。通常月1回行う分析では、検出限界濃度を超えて、検出されたことはなかった。

東電広報担当者は「測定装置は壊れていたが、モニタリングカーで定期的にサンプルが測定されていた。全体の放射線量を量ることはできた」と、話した。今後もサンプリング調査は続ける。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る