23日開幕したバンコクモーターショーのホンダブースでは、ホンダのアジア戦略車『ブリオ』がステージの中央に飾られている。ブリオ量産仕様は、すでにタイでは世界に先駆けて17日にプレス向け発表がおこなわれているが、一般向けに公開されるのはこのモーターショーがはじめてだ。
タイのエコカープロジェクトのレギュレーションを満たして発売されたブリオは、エコカー優遇減税(車両価格に含まれる物品税が通常の30%から17%へ減税される)などを受けて、もっとも安いモデルでは39万9900バーツ(約110万円)というリーズナブルなプライスが、タイの人々からも大きく注目されている。
同じくタイで生産されエコカープロジェクトの第一弾となった日産『マーチ』のライバルといえる存在だ。
ブリオは、バンコク近郊にあるアユタヤの工場で4月末から生産がスタートし、5月末に発売予定。タイ国内では年間4万台の販売を予定しているという。