ホンダは3月24日、本田技術研究所やホンダエンジニアリングの四輪車開発、生産技術開発、購買などの機能の一部を狭山市、鈴鹿市、和光市などの事業所に業務を移管すると発表した。
ホンダの研究開発子会社で栃木にある本田技術研究所の四輪R&Dセンター、ホンダエンジニアリングなどでは、東日本大震災後、復旧に必要な従業員の出勤を開始した。しかし、施設の全面的な復旧には数カ月間を要する見通しで、新型車の開発スケジュールに影響するのは確実。
このため、当面の間、四輪車開発や生産技術開発、購買などの機能の一部を狭山市、鈴鹿市、和光市などの事業所に移して業務を行う。これによって新型車開発のスケジュールの遅れを少しでもカバーする方針だ。
同社はすでに3月17日に発表・発売する予定だった新型車『フィットシャトル』の発売を延期している。