【シムドライブ第1号】市販化に向けた展開は?

エコカー EV
LEI
LEI 全 6 枚 拡大写真

EV(電気自動車)ベンチャーのシムドライブは3月29日、かねてから開発を進めてきた先行開発車第1号「SIM-LEI」が完成したと発表した。となると、今後市販化に向けた動きが気になるところ。同社代表取締役の清水浩氏にそのあたりの展望を伺った。

「2013年の発売を目標にしているという点は以前と変わりません。ただしシムドライブとしての仕事はこの先行開発までで、ここから先は量産を希望する会社に技術移転を行います。価格も以前発表したとおり、年産10万台規模であれば、バッテリーを除いて150万円あたりになるのではないでしょうか。ただし年産1万台規模になれば、価格は2倍になると考えています」

シムドライブでは、バッテリーは当初リース方式での販売を考えていた。しかし昨今の状況を考えると、量産効果によって価格が下がる可能性もあり、状況次第では一体での販売も望ましいのではないかという見解だった。とはいえSIM-LEIは、このまますぐに量販に移せるような内容の持ち主とはいえないこともたしかだ。

「量産化に向けては、衝突安全試験をクリアするための対策が必要になってきます。メカニズムの耐久性や信頼性、乗り心地やハンドリングなどのブラッシュアップも重要になってくるでしょう。今回発表したクルマはあくまで先行開発車なのです」

なお今年1月に開発開始が発表された先行開発車事業第2号は、今回の第1号よりやや小柄になるとのこと。第1号では航続距離の向上に主眼が注がれたのに対し、こちらでは断熱性能がテーマのひとつになるとのことだった。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る