【東日本大震災】トヨタの輸出拠点、壊滅的な被害

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東日本大震災 トヨタの輸出拠点が壊滅
東日本大震災 トヨタの輸出拠点が壊滅 全 10 枚 拡大写真

仙台港の雷神埠頭(仙台市宮城野区港3丁目付近)には、トヨタ車の輸出拠点となっている施設、トヨタ輸送の仙台営業所がある。広大なモータープールを持ち、東北地方の工場で製造された輸出車両を船積みまで留置している。

3月11日の震災当日、このモータープールを津波が直撃した。正確な高さは不明だが、周辺の建物被害から判断するに、地表面から5m程度の高さには達していたとみられる。留置されていたクルマはほぼすべてが津波に呑まれ、押し流されていった。

回収作業にあたるスタッフは「ここに保管されていたのはすべて海外向けのクルマで、東北地方の工場で生産されたものです」と説明する。留置車両には『ヤリス』や『バーソS』のエンブレムが確認できた。現在は津波によって押し流された車両を捜索し、再留置する作業が続けられている。

「近場で発見されたものから回収していますが、津波に乗ってかなり広範囲に流れているため、日を追うごとに発見が難しくなっています」

津波来襲時に付近の道路を走行していた一般車両や、駐車されていた車両が回収対象車の上に乗っていることもあるという。回収は難航しているようだ。

《石田真一》

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