新明和の通期業績見通し…震災影響などで最終赤字に転落

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新明和工業は、2011年3月期の連結決算業績見通しを下方修正した。

第3四半期まではほぼ計画通り推移していたものの、第4四半期に相当量の売上を見込んでいた主力事業の特装車や流体製品の需要が伸びず、加えて市場低迷により競争が激化する中、東日本大震災発生に伴って生産・納入計画に大幅な遅れが生じている。このため、業績予想を修正した。

売上高は前回予想より45億円マイナスの1065億円に下方修正した。営業利益も16億円マイナスの11億円、経常利益が15億円マイナスの8億円となる見通し。

また、震災発生に伴って生産現場の稼働率低下や施設・設備の修繕などで約4億円の特別損失を見込んでいるのに加え、繰延税金資産の回収可能性について検討した結果、繰延税金資産の一部を取崩し、約17億円を法人税等調整額に計上することにした。このため最終損益は10億円を予想していたが、22億円の赤字に転落する。

震災による影響額は、現段階で把握できたものまでは修正値に含めており、今後の状況次第で追加発生する可能性があるとしている。

《レスポンス編集部》

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