【日産 リーフ 試乗】この車でしか味わえない“フツウ”…西川淳
試乗記
国産車

実用コミューターの革命的変化も語り合うのであれば、後者の可能性に期待したいところだが……。
という状況で、昔ながらの“乗用車”として登場した完全EVの日産『リーフ』を評すると“まったくもってフツウのクルマだったよなあ”だった。どころか、『ティアナ』より乗り心地はいいし、加速フィールはとても頼もしいし、(家に充電設備があって)安けりゃ1台くらい買っといても面白いよな、と思わせるほど。実用で語るべきクルマではあるが、EVということで、今この瞬間は趣味的に旬だったりする(超生鮮食料品級だろうけど)。
今さら驚いても仕方ないが無音で走ること、そして内外装のグレードを考えると税金で援助してもらってもなおベラボーに高いこと、以外は日常生活でフツウに使える5ドアハッチバックだと評価したい。フツウと言いつつ、これはリーフでしか味わえない! というライドテイストもあるわけで、そういう意味では極めて個性的、日産オリジナルなハッチバックだった。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★★(充電環境のある方限定)
《西川淳》