【東日本大震災】被災地の証言…田代島 あんな揺れは生まれて初めて

自動車 社会 社会
震災直後は食欲をなくしていたという田代島の猫たち。今では以前にも増して食欲旺盛だという
震災直後は食欲をなくしていたという田代島の猫たち。今では以前にも増して食欲旺盛だという 全 10 枚 拡大写真
「一番最初にあった地震の揺れはもう本当にすごくて。あんな揺れは生まれて初めて」と語るのは、田代島に在住する畠山さん。島に住む猫たちにエサを与えるおばあちゃんとして、メディアに取り上げられることも多い。

「最初はカタカタして、地震かなあと思うだけだったけど、そのうちに突然大きくなって。立っていられないほどの揺れなので怖かった。幸い、家の建物は大丈夫でした」

「このあたりの人たちはみんな漁師で、津波の怖さは知っているからすぐにマンガアイランド(高台にあるキャンプ場)に逃げて。観光客の女の子がいたけど、自衛隊のヘリコプターが救助にやってくるまで一緒にいました。めったにない体験だろうけど、8日間も島から出られないとは思っていないからねえ。ちょっとかわいそうだった」と畠山さんは言う。

畠山さんの家の周囲に集う猫たちは「震災からしばらくは食欲が無かった」そうだ。ところが今はその反動なのか、それとも生存本能なのか、普段よりも食事をねだるようになったという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る