電動式油圧ショベルを活用したCO2削減事業 日立建機など世界初

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日立建機は、石坂産業(埼玉県入間郡)に『ZX200-3』電動式油圧ショベルを納入、国内クレジット制度に基づく電動式油圧ショベルを活用した排出削減事業を、石坂産業と共同で開始したと発表した。

日立建機は昨年12月に排出削減方法論「電動式建設機械・産業車両への更新」を国内クレジット認証委員会に申請した。建設機械の電動化による排出削減方法論は世界で初めてで、3月23日に国内クレジット認証委員会で正式に事業承認を受けた。

同社は電動式油圧ショベルを1971年に初めて開発して以来、現在まで14機種以上開発してきた。今回、電動化による地球温暖化防止への貢献を広く訴求・推進するため、日立製作所とともに国内クレジットの活用可能性を検討してきた。

石坂産業は、今回の方法論に基づいた電動式油圧ショベルへの入れ替えによる排出削減事業を開始し、削減量のモニタリングを実施する。石坂産業の排出削減事業計画では、エンジン駆動式油圧ショベルにより発生していた年間約137tのCO2排出量のうち、64%に当たる87tのCO2削減を見込んでいる。

さらに、屋内作業場での排ガスゼロや排出熱の低減など職場環境の改善、燃料費・エンジンメンテナンス費などランニングコストの低減も図れる見通し。

《レスポンス編集部》

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